slopelife

日々の記録、感じたこと、思ったことなど。

本:読書形態(紙、電子、オーディオ)メモ

僕の読書には娯楽要素と実用要素の2種類がある。

学生時代までは娯楽としての読書が多かったが、近年はほぼ実用が主体の読書となっている。娯楽としての読書は後述するように読んでいる時の体験も重要なので、紙一択だ。

しかし実用読書は、効率性や学びの深さの点から紙、電子書籍、オーディオブック(オーディブル)と3種類の読書スタイルのうちどれが良いか模索している。

電子書籍の黎明期は、100%電子書籍に移行してみようと試みたが、やはり紙のほうが良いと思って戻ったり、読んだ本の置き場所が邪魔になってまた電子書籍に戻ったりと行ったり来たりした結果、どちらにも決めずに併用することになっている。

また1年ほど前にオーディオブック(Amazonオーディブル)は初月無料のサブスクに惹かれて試してみたら、意外に良かったのでそのまま継続している。

そんな読書ライフについて整理してみた。

もともと本好きということもあり、物心ついた頃から常に手元に本が無いと落ち着かないタイプだった。もちろん以前は紙の本しか無かったので、あたりまえの存在だったが様々な代替手段が出てきて改めてその価値などについて考えてみた。

メリット

最大のメリットは、「究極のアナログ感」だろうか。
重さ、ページを捲る時の感覚、分厚い本を半分まで読んだ時の栞の位置を見て感じる達成感、紙の匂い、再読時に引いた線や書いたメモから感じとる過去の自分、。etc。これらの体験すべては紙の本でないと味わうことは出来ない。

電子書籍のおかげでこれらのメリットを感じることができたのはありがたい。

デメリット

僕にとって紙の本の最大のデメリットは、「置き場所」にある。
もともと読んだ本はずらっと本棚に並べて、時折自分の関心の履歴を振り返る良い機会になっていた。(悪趣味と言われるかもしれないが、人の本棚を見るの好きだ。)しかし残念ながら狭いマンション住まいなので、本を置くスペースを広く取ることが出来ない。読まない本は定期的にダンボールに詰めて古本屋に持っていっていたが、手間に比べて買取金額を見ると悲しい気持ちになる。また本によっては書き込みをするので売れない本も結構ある。売るために書き込みをしないようにしたら、本末転倒な気がしたので、最近は定期的に廃棄するようになった。

とにかく紙の本は置き場所に困る。まとまると結構な重量になるし。なので漫画はもっぱら電子版で読んでいる。

メモ

改めてプロコンを考えると、最大の懸念は置き場所にあることに気付いた。置き場所に困らなくなったら、紙の本が主体になるのだろうか。

電子書籍

電子書籍楽天コボ、AmazonKindleなどをいくつかを試してきたが、GAFAに支配されているのが心地よいので(笑)、結果的にKindleに落ち着いている。専用端末は持っていないが、タブレットスマホにアプリを入れて読んでいる。ほとんどスマホで読むのが実態かも。

メリット

紙の本の反対で、置き場所に困らないことが最大のメリットだと思う。また、メーリングリストSNS等で紹介された際に、すぐに購入して読むことができるのも大きな利点。物理的存在は本に限らずデリバリー課題がつきまとう。また結果的に一度読んでおしまい、という本は電子版で充分だとも思う。ネット記事の延長線上のような本も結構ある。読み返さない本は電子書籍で充分だと思う。

また紙の本にメモをしようとすると傍らに筆記用具を準備して置かなければならないが、電子書籍はアプリにそのような機能が備わっているので、メモへのハードルは低い。

デメリット

紙の本のメリットの裏返しが電子書籍のデメリットとなる。

本を通して知った新たな価値観、世界観は、本を読んだ時の体験ともセットになっているように思う。片隅に書き込まれたメモ、蛍光ペンで引かれた線、折られたページの隅などは紙の本ならではの特性。繰り返し読みたい本は紙が良いと思う。

また電子書籍は「読んだ達成感」を維持しにくい。読後直後は電子書籍でも一定の達成感を味わうことができる。しかし、特に難しかった本、分厚い本、何巻もある長編小説などは、その後も本棚に存在しているだけで「この本を読んだのか〜」という達成感を味わえるが、電子書籍はそうはいかない。

さらに本棚に並んでいると、気軽に手にとって再読ができる。熟読した本はだいたいどの辺りに気になることが書いてあったのかも覚えているので、パラパラとそこだけを読むこともある。電子書籍も本棚機能はあるが、アプリを開かないと見えない。場所を取るという悩みはあるものの、リアル本棚は日常生活の中に鎮座しいつでもアクセスできる便利さに気付いた。

そして電子書籍の最大のデメリットは提供プラットフォームから出ることが出来ない点にある。紙の本は一度買うと、基本的に自分の所有物だ。しかし電子書籍はそのプラットフォームでしか読むことは出来ない。Kindleで購入した本はKindleでしか読めない。もしAmazonのアカウントが使えなくなったら、購入した大量の電子書籍もパーになる。そういう意味では電子書籍は「永遠のレンタル」かもしれない。

メモ

自分にとって紙とデジタルを分ける境界線は「繰り返し読むか」にあった。最近の電子書籍はメモ機能などは充実しているが、やはり紙に書き込んだ時の手触り感にはかなわないように思う。

ただ、くり返し読むかどうかは、一度読んでみないとわからないことが多い。なので始めに紙かデジタルの選択は難しい。そういう意味では名著とよばれる本は、始めから紙を選択するほうが良いのかも。

紙の本を裁断、スキャナーで読み込む「自炊」に挑戦したこともあったが、かかる手間の割にはそれほど大きなメリットを感じなかったので、現在は休止中。スキャナーは様々に活用できているが大きな裁断機は無用の長物になっている。

オーディオブック

オーディオブックは、AmazonのAudibleを利用している。なのでAudibleでの体験しか経験がない。利用を初めて1年以上経つが、これはこれで一つの読書形態として馴染んでいる。

メリット

移動中なども読む(本当は聞く、だが便宜上、総表現する。)ことができる。徒歩5分程度の通勤だが、オーディオブックのおかげで毎日の読書習慣を維持できている。

目で文字を追う読み方は、自分の場合、結構読み飛ばしている事が多い。カラーバス効果ではないが、気になる部分を拾い読みしているだけの時もある。それに対してオーディーブックは全ての文字を読み上げるので、隅々まで一通り読むことができる。あとから考えても記憶に残っていることが多い。

また、私はAudibleは月1冊読めるサブスク契約にしているが、これにより毎月1冊は強制的に読むようになった。Kindleの読み放題サービスを使ったこともあるが、意外に読みたい本が見つからず、結構無駄にしていた。なぜか聞く読書のほうがきちんと毎月接しておこう、という気分になる。

デメリット

特に図表中心の本はオーディオ形式だと意味不明に感じることが多い(笑)また今の所自分の体験には無いが、レビューを見ていると朗読者の癖が合わない場合があるらしい。もし生理的に合わない声などがあったりすると、その本は読めなくなるだろうから、それはリスクかもしれない。

メモ

ここ最近、オーディオブック→紙の本を購入、という導線が増えてきたように思う。一通り聞いた後、再読したいと思って紙の本を買うわけだ。この際は電子書籍ではなく、紙の本を選択している。一度読んでいるので、再読モードとして気になる章や節にあらためて向き合っている。オーディオブックは「入り口」として最適なのかもしれない。

以上、読書形態についてのメモ。おそらく今後もいろいろなスタイルを研究するし、電子書籍関連のテクノロジーも進化すると思うので、読書形態は進化してゆくと思う。