slopelife

日々の記録、感じたこと、思ったことなど。

2021北海道ツーリングまとめ

50歳手前になって、人生初の北海道ツーリングに挑戦してきた。


今年初めに購入したBMW R1250RSで7泊8日、約1900kmの旅。 長距離ツーリングはかねてからやりたかったことの一つで、中型、大型バイクの免許を40代後半で取得し、日帰りツーリングなどで少しずつ経験値を稼ぎ、ようやく一つ夢を叶える事ができた。

主なルートは、下図のように苫小牧までフェリーで渡り、旭川まで北上した後に海沿いに、日本海オホーツク海、太平洋を左手に見ながら走った。

帰ってきてから旅を思い出しながら、ブログを書いて少しずつアップした。そういえばここまでしっかり旅の記録を書けたのも初めて。
旅の詳細は個別に書いたので、各ページにリンクをして、こちらでは全体を通じて気がついたことなどをまとめておこうと思う。

旅の詳細

当初の計画ではキャンプ泊を中心に考えていた。しかしいざ行ってみると雨が続いたので、初日はキャンプ泊にしたが、それ以降はビジネスホテル泊にした。残念だったがコロナ禍でもあり、万が一体調を壊して発熱すると帰りのフェリーに乗れなくなるので、万全を機することにした。北海道ツーリングの醍醐味の一つにキャンプがあると思っているので、これは次回に是非実現したい。
以下、旅の気づきをつらつらとメモ
気づき①:旅はマインドフルネスに通じる
初めての長距離ツーリング、久しぶりの1人旅をして、改めて自分の人生に旅の要素は必要と思った。
バイクは想像以上に車よりも運転に気を使う乗り物。信号待ちでスマホを見ることは出来ないし、気軽にどこにでも置けない。大型バイクだとUターンも一仕事だ。疲れたからと言ってシートを倒して寝る事も出来ない。雨が降るとさらに気を使うなど、体調管理と集中力が要求される。とにかく乗っている時は安全に目的地にたどり着く事に集中しなくてはならない。
従って自分にとってバイクの長距離ツーリングとは「今」に集中する、「マインドフルネス」に通じる気がした。実際、戻ってきてからの仕事へのモチベーションは以前よりも高まった気がする。
旅の時間を定期的に持つことで「心の澱」のようなものを浄化することができ、日常の価値も高まると思う。
気づき②:バイクについて
バイクは今年初めに購入したBMWのR1250RSで行った。
もう1台、SR400を所有しているが、SRなら疲労困憊、もしくは事故ったかもしれない。エンジン物はアナログ感を感じて乗るのが楽しみの一つで、便利機能に頼るなんて日和っている、という考え方もある。しかし、ある程度年齢を重ねて、体力(特に視力)が落ちてくると、安全重視の点からも可能な限りテクノロジーに頼ったほうが、経験の幅を広げることができると思った。
特にオートクルーズ、グリップヒーターは便利な機能だった。購入時は、こんなものいつ使うんだろ、ぐらいに思っていたが、いざ長距離を走るとその機能に助けられた。
オートクルーズは一定速度で走ってくれる機能。車にはわりと以前から付いていたと思うが、いつの間にかバイクにも搭載される時代になっていた。(最近の高級バイクにはACC、自動追尾機能もあるらしい。)この機能をONにしておくと、アクセルに力を入れる必要がなくなり、たまに右手を離すことができる。なので一定速度で直線を数キロ走る時などに、右手を休ませることができる。北海道はとにかく直線が多いので、一定のアクセル開度で走り続けることが多い。その間一定の力を手首にかけ続けるのはそれなりに疲れてくるので、直線道路では多用させてもらった。それでも、右手の手のひらには小さなマメが出来てしまった。オートクルーズが無かったら、もっと右手にダメージがあったと思う。
またグリップヒーターは単に手が温かいというだけでなく、身体全体の保温になった。平均1日300km以上走るとはいえ、基本はバイクに座ったまま。今回は雨風が強く、身体が冷えている時間が長かったので、グリップヒーターはほぼON状態で走っていた。雨でグローブがビチャビチャになっても、止んだ後しばらくグリップヒーターを握っていると、グローブがある程度乾いてくれるのが助かる。
気づき③:雨対策

今回の旅は、おそらくバイクに乗っている時間の3分の2は雨の中だったと思う。実はバイクの免許を取ってからの約4年間、雨の日にバイクに乗ったことが無かった。これまでの分、まとめて降られたような気がする。暑さ対策にメッシュタイプのジャケット、グローブ、ブーツにしていたが、グローブとブーツはずぶ濡れになった。

カッパはワークマンのバイク用を購入・持参し、いきなり大活躍となった。ただ網走から釧路に大雨の中移動した際は、雨がカッパを侵入して中の服が濡れてしまった。耐水圧が高いとこういうことは無いのだろうか。

あとから調べると、ブーツはレインカバー的なものがあるらしい。次回長期よりツーリングをする際は持参しようと思う。

気づき④:気温

事前にユーチューブで調べたら、道東方面は夏でも寒いから多少の防寒着は必要、という情報があったので、年のためにロンTとダウンベストを荷物に入れていったら、これが大活躍。むしろ寒かったぐらいでフリースも入れておくべきだったと思ったほどだった。雨は辛かったが、夏の一番暑い時期に都会を離れる避暑旅行としては成功だったのかなと思う。

他にも初長距離ツーリングとしていろいろな発見があったが、気になったポイントを挙げてみた。「一生に1回は」と思った旅だったが、これからも定期的に行ってみたくなった。そうやってやりたいことがどんどん増えていく。。